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コートランド郡()は、アメリカ合衆国ニューヨーク州の中央部西に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は49,336人であり、2000年の48,599 人から1.5%増加した〔Quickfacts.census.gov - Cortland County - accessed 2011-12-06.〕。郡庁所在地はコートランド市(人口19,204人〔Quickfacts.census.gov - Cortland, New York - accessed 2011-12-06.〕)であり、同郡で人口最大の都市でもある。郡名は1777年にニューヨーク州最初の憲法を起草したキングストン会議で議長を務め、また初代副知事となったピエール・ヴァン・コートランドにちなんで名づけられた。 コートランド・リンゴはこの郡の名前が採られている。 == 歴史 == === 初期の歴史 === コートランド郡となった地域はニューヨーク州中央部の氷河の浸食を受けたアパラチア高原に位置し、シラキュース市とビンガムトン市の中間にあって、フィンガーレイクス地域の南東入り口となる田園部である。地域に点在する考古学的遺跡からは、西暦1500年頃からイロコイ族、別名ハウデノソーニー族と呼ばれたインディアン部族がこの地域を支配していたことを示している。 この地域はアメリカ独立戦争までインディアンの領土のままだった。戦争が終わり近くなった1781年、州西部をイギリス軍やそれと同盟するインディアンの手から守るために結成された2個連隊の兵士に補償するために125万エーカー (5,100 km²) 以上の土地が州中央部に軍事用地として取っておかれた。1792年から1794年、荒野の中に孤立したアップステート・ニューヨークへの入植を奨励するため、州はオックスフォードからコートランド郡を抜けてカユガ湖に至る道路を建設した。この道路と私財を投じて建設された道路が入植の主要な動機づけとなった。 1683年にニューヨーク植民地で郡が作られたとき、現在のコートランド郡地域はオールバニ郡に属していた。これは巨大な郡であり、ニューヨーク州北部とバーモント州の全てを含んでおり、さらに理論的には西の太平洋岸まで広がっていた。1766年7月3日に、カンバーランド郡を分離し、1770年3月16日にグロスター郡を分離したが、どちらも現在はバーモント州に含まれている。1772年3月12日、オールバニ郡の残りが3つに分割され、1つはオールバニ郡の名前で残った。1つは西部に作られたトライアン郡であり、現在のコートランド郡もこれに含まれた。トライアン郡はニューヨーク植民地総督のウィリアム・トライアンに因んで名付けられた。1784年、アメリカ独立戦争を終わらせた条約締結に続いて、トライアン郡はモンゴメリー郡に改名された。これは独立戦争時の将軍リチャード・モントゴメリーに因む命名だった。モントゴメリーはカナダで数か所を占領した後、ケベック市攻略中に戦死した。憎まれたイギリスの総督に代わる命名だった。現在のコートランド郡は1791年にハーキマー郡の一部となり、続いて1794年にはハーキマー郡から分離したオノンダガ郡の一部となった。1808年、コートランド郡はオノンダガ郡から分離して設立された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コートランド郡 (ニューヨーク州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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